リリアンの編み方完全攻略!編み始めから留め方・100均アレンジまで徹底解説
昭和レトロな手芸として親しまれてきた「リリアン(リリヤン)」が、手軽に没入できるハンドメイドとして世代を超えた再評価を受けています。専用の編み機に糸を掛けていくだけで、綺麗な筒状の紐がみるみる編み上がっていく感覚は、初心者からハンドメイド上級者まで多くの人々を魅了しています。
一方で、「編み始めの糸の掛け方が分からない」「編み終わりの留め方が外れてほどけてしまった」という声も少なくありません。手芸店や100円ショップの普及によって道具の選択肢が広がる中、挫折せずに完成させるための基本手順と、現代風にアップデートされた最新のアレンジ術を分かりやすく解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:基本構造は「ピンに糸を交差させて下から上へすくい上げる」単純作業であり、編み始めと最後の留め方さえ押さえれば誰でも均一な紐が完成する。
- 要点2:ダイソーやセリアなどの100均編み機・キットが充実し、専用糸だけでなく毛糸や刺繍糸の代用で多彩な質感表現が可能。
- 要点3:ワイヤーやビーズを組み合わせたアクセサリーやインテリア雑貨など、実用的な現代風アレンジが広がり、手軽なデジタルデトックスとしても注目されている。
【基本解説】リリアンの編み方はどうやる?初心者でも挫折しない編み始めと終わりの留め方
リリアン編みの基本は、中央に穴が開いた筒状の編み機(4〜6本のピンが立っている器具)を使い、糸をピンに順に掛けて専用の針ですくい上げていく技法です。構造自体は非常にシンプルですが、美しく仕上げるためには編み始めのテンション(糸の張り具合)と編み終わりの処理が成否を分けます。
1. 失敗しない「編み始め」のやり方
まず、糸端をリリアン編み機の上部から中央の穴に通し、器具の下から10cmほど引き出しておきます。この下に出た糸端は、編み進める際の重り(ウェイト)の役割を果たすため、軽く手で引っ張りながら作業を進めるのがコツです。
次に、上部のピンに糸を掛けていきます。ピンの外側から内側へ向かって「8の字」を描くように1本ずつ糸を渡していくか、全てのピンに時計回りで1周糸を巻き付けます。1周巻いたら、その上にもう1段糸を渡します。各ピンに2段の糸が掛かった状態ができたら、編み始める準備は完了です。
2. スムーズに編み進める基本動作
付属の専用針(または細めの編み物用かぎ針)を使い、各ピンの下側にある糸をすくい上げ、ピンを乗り越えさせて内側へ落とします。これを順番に1ピンずつ繰り返すだけで、ピンには常に上の糸が1本残り、新しい糸を上から渡して下を外すサイクルが成立します。下から出ている編み地を時折軽く引っ張ることで、目が引き締まり綺麗なコードが形成されます。
3. ほどけない「編み終わり」の留め方
好みの長さまで編み上がったら、糸を本体から約15cm残してカットします。編み終わりは以下のステップで確実に処理します。
カットした糸端をとじ針に通し、ピンに残っている輪に1つずつ糸を通していきます。全ての輪にとじ針を通し終えたら、ピンから編み地を完全に外します。糸端をゆっくりと強く引き締めると筒の先端がキュッとすぼまります。最後に、内側へ針をくぐらせて玉結びを作り、余分な糸を筒の内部に引き込んで隠せば完成です。

【100均徹底検証】ダイソー・セリアのリリアン編み機と専用キットの実力比較
手芸専門店に足を運ばなくても、大手100円ショップで本格的なリリアン道具が入手できます。ダイソーとセリアでは、ターゲット層やギミックに明確な違いが存在します。
| 販売元・ツール名 | 特徴・セット内容 | ピン本数・推奨素材 | 編集部の見解・おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| ダイソー リリアン編み機(大型/円形) | 太糸対応の大型サイズ。フック針が付属しており毛糸が編みやすい設計。 | ピン本数:6本〜12本等 推奨:並太〜極太毛糸 | マフラーやニット小物、太めのロープ作りに最適。子どもの力でも扱いやすい。 |
| セリア クラフト手芸キット(レトロ型) | クラシックな透明ボディの小型機。光沢のある専用リリアン糸が同梱。 | ピン本数:4〜5本 推奨:極細リリアン糸・刺繍糸 | アクセサリーやストラップなど繊細な紐作りに最適。携帯性にも優れる。 |
| 手芸専門店 (クロバー製など) | ピンの返り(溝)が深く、針が引っかかりにくい高精度金型を使用。 | ピン本数:ヘッド交換式 推奨:オールラウンド | 編み心地の滑らかさは随一。長時間の制作や本格的な作品作りを目指す人向け。 |
手軽に試すならセリアのキット、太めの毛糸で素早く形にしたいならダイソーの編み機を選ぶのが賢い選択です。道具のピンの形状によって糸の外れやすさが異なるため、編みたい作品の太さに合わせて器具を使い分けることが肝要です。
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
SNSやハンドメイドコミュニティの投稿をリサーチすると、単なる懐古趣味にとどまらないリアルな活用法と課題が見えてきます。
「昔挫折したけれど、大人になってやってみたら無心になれて驚くほど集中できた」「子どもの指先知育として導入したが、親のほうが夢中になっている」といった声が目立つ一方、現場の愛好家たちが口を揃えるのは道具なしで編む『指リリアン』の手軽さと素材代用テクニックです。
器具を使わずに自分の指4本をピンに見立てて編む「指リリアン」は、太めの毛糸やTシャツヤーンを使うことで、道具の準備なしに10分程度で長い紐が作れます。「指を使うことで力加減が直感的に分かり、初心者でも目が揃いやすい」という実体験に基づいた高評価が広がっています。
また、ツルツルして滑りやすい伝統的なレーヨン製リリアン糸に対し、アクリル毛糸やコットン糸、グラデーションカラーの刺繍糸を代用するユーザーが急増しています。滑りすぎず適度な摩擦があるため、針から糸が不意に外れる事故を防げる点が支持される要因です。

【作品アレンジ】リリアンブレスレットから立体小物まで!おしゃれな作り方と紐結びのコツ
編み上がった一本の紐は、ひと工夫加えるだけで実用的なインテリアやファッションアイテムに生まれ変わります。
1. ワイヤー入り「ウールレター」で空間デコレーション
編み上がった筒の中に、アルミワイヤー(針金)を通すテクニックです。ワイヤーを曲げることで、アルファベットの文字や星・ハートなどの幾何学モチーフを自由自在に成形できます。子どものアニバーサリーフォト用サインや、壁掛けインテリアとして圧倒的な人気を誇ります。
2. ビーズを編み込む上品なブレスレット
あらかじめ糸にビーズを通しておき、ピンに糸を掛けるたびにビーズを1粒ずつ中央へ落とし込んで編む方法です。糸の網目から規則正しくビーズが顔を出し、100均素材とは思えない高見えするアクセサリーに仕上がります。
3. 結び方のコツと端処理
ブレスレットやストラップに仕上げる際は、「つゆ結び」や「平結び」といったマクラメの結び留め技法を取り入れると強度が格段に上がります。結び目には少量の手芸用多目的ボンドを染み込ませて乾燥させることで、日常使いでも絶対にほどけない頑丈な仕上がりになります。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
リリアン編みは「誰でも絶対に同じ仕上がりになる」と思われがちですが、実は手の癖による差が出やすい手芸です。
代表的な誤解として「引っ張りすぎると頑丈で綺麗な紐になる」という思い込みがあります。下に強く引きすぎると編み目が極端に詰まり、ピンから糸が外れなくなって器具を破損させたり、仕上がりが針金のように硬くなってしなやかさを失います。常に一定の軽いテンション(指先で軽く触れて下に下がる程度)を維持することが、均一な美しい目を作る絶対条件です。
また、専用糸以外の毛糸を使う際、毛足の長いモヘアや極太のファンシーヤーンを無理に小型リリアン機に通そうとすると、中央の穴に引っかかって抜けなくなるトラブルが多発します。編み機の中心穴の直径に対して、編み地が通る余裕があるかを事前に確認することが重要です。

【プロの結論】デジタル疲れを癒やす手芸心理学とおすすめできる人の判断基準
現代においてリリアンが再び脚光を浴びている背景には、心理学的な「反復作業による認知的マインドフルネス効果」が存在します。複雑な図面や目数を数える必要がなく、手先を一定のリズムで動かし続ける行為は、脳のデフォルト・モード・ネットワーク(雑念を生み出す脳回路)を沈静化させ、自律神経を整える効果が知られています。
リリアンをおすすめできる人
- 手軽に達成感を味わいたい人:複雑な編み図を読むのが苦手でも、数十分で目に見える成果物が手に入る。
- スマホの画面から離れたい人:手元と指先の感覚に集中することで、手軽なデジタルデトックスになる。
- 親子で共通の手芸体験をしたい人:刃物を使わず安全に作業でき、子どもの集中力と手先の器用さを育む。
慎重になるべき・他の手芸を検討すべき人
- 複雑な立体造形や大物衣類を一から編みたい人:基本は「筒状の紐」を編む構造のため、セーターや立体的なあみぐるみなどを直接編み出す用途にはかぎ針・棒針編みが適している。
- 単純な反復動作にすぐ飽きてしまう人:同じ手の動きを長く続けるため、変化を求める場合はビーズ編み込みなどの複合アレンジを取り入れる必要がある。
【リリアン 編み 方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ピンから糸が外れてほどけてしまった時のリカバリー方法は?
A1:慌てて引っ張らず、外れた部分の1段下の編み目に爪楊枝やかぎ針を差し込んで輪をすくい、再度ピンに掛け直してください。リリアンは縦の連鎖構造になっているため、下方向に糸を引っ張らなければ一気にほどける心配はありません。
Q2:毛糸を代用するとき、何号くらいの太さが適していますか?
A2:一般的な小型リリアン機(ピン4〜5本)の場合は「中細〜合太」が最も編みやすい太さです。並太以上の太い毛糸を使いたい場合は、ダイソーなどで展開されているピン間隔が広い大型編み機や「指リリアン」を選択してください。
Q3:途中で糸が足りなくなった場合、どうやって継ぎ足せばいいですか?
A3:編み機の外側(ピンの位置)ではなく、編み地の中央(穴の内側)に結び目がくるように新しい糸を固結びで繋ぎます。編み進めると結び目は筒の内側に自動的に引き込まれるため、表からは見えず綺麗な状態を保てます。
まとめ:手仕事の温もりを楽しむリリアン生活の第一歩
リリアン編みは、最小限の道具とシンプルな手順で誰でもすぐに楽しめる、普遍的な魅力を持った手芸です。編み始めの糸掛けと最後の留め方さえマスターすれば、失敗することなく思い通りのコードを編み上げることができます。
まずは100円ショップのキットやお好みの毛糸を手に取り、無心で糸をすくい上げる心地よい時間を体験してみてください。編み上がったカラフルな紐は、あなたの工夫次第で世界にひとつだけのオリジナル作品へと姿を変えていきます。 (出典: リリアン 編み 方(Yahoo!ニュース))